練馬区の郷土資料室には、高さ2メートルの木製つけもの樽が置いてある。この大樽は「とうご」といい、市販されているプラスチック製つけものバケツの60倍以上の大きさがある。
もともと酒造業の酒造りのためにつくられ、味噌醸造業、漬物業の順に譲り渡されてきたものだ。酒をつくり、味噌をつくり、沢庵漬けをつくった「とうご」は、ねりまブランドの構築に必要不可欠な大樽だった。
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| 練馬区郷土資料室のとうご |
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| とうごの正面 |
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「とうご」ひとつで、2000本の「ねりま大根」を沢庵漬けにすることができ、さらに大きな「とうご」なら4000本の「ねりま大根」を沢庵漬けにすることができた。 「とうご」がなければ、沢庵漬けの大量生産はできなかった。
漬物になった「ねりま大根」が、全国流通できたのも「とうご」のおかげだ。酒をつくり、味噌をつくった「とうご」には、酒のうまみ、味噌のうまみが染み込んでいた。だから、美味い沢庵漬けができた。
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| 物を大切に使い続けるという考え方がなければ、「とうご」はねりまに持ち込まれなかった。この「とうご」がなければ、ねりまブランドも生まれなかった。ねりまブランドをつくり、育てたのは「物を大切にする心」であり、それを実践した先人たちの態度と姿勢だった。この古い大樽「とうご」が、そう語っている。 |
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通訳翻訳館 館長
平岩 大樹 |
プロフィール
1998年10月、「通訳翻訳館」の前身となった非営利求人求職マッチングサイト「個人翻訳通訳館」ウェブサイトを立ち上げる。2000年に同サイトを「通訳翻訳館」に名称変更するとともに「通訳」と「翻訳」に特化した営利求人求職マッチングサイトを始める。現在、通訳翻訳分野における「求人と求職のミスマッチ解消」を使命とし「通訳翻訳館」を運営している。 |
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