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■選書 1

『翻訳とは何か』山岡洋一(著) 翻訳とは何か
山岡 洋一(著)

価格(税込):¥1,680
単行本 - 281 p (2001/08/01)
日外アソシエーツ ; ISBN: 4816916830
 著者は経済・金融・経営分野を中心に出版翻訳、産業翻訳に携わる1949年生まれの翻訳家。『ビジョナリー・カンパニー』、『資本主義の未来』など数多くのベストセラー翻訳書を継続的に生み出している数少ない出版翻訳家。本書は第一線で活躍する専業の出版翻訳家本人が書き下した数少ない日本翻訳文化論。初めて翻訳ビジネスという視点から翻訳教育産業が儲かるカラクリを暴露、その誇大なイメージ戦略が及ぼす影響を明らかにしている。特に第4章「翻訳の市場」では経済・金融・経営分野を専門とする著者ならではの分析が行われている。第一線で活躍する専業の出版翻訳家本人が翻訳市場の特徴を説明しながら問題点を整理し、翻訳需要と供給の不均衡、翻訳会社の仲介機能不全、翻訳者の収入の実態を明らかにしている。(館長)

■選書 2

『職業としての翻訳』鈴木主税(著) 職業としての翻訳
鈴木 主税(著)

価格(税込):¥1,680
単行本 - 246 p (2001/02/01)
毎日新聞社 ; ISBN: 4620314927
 著者は1934年生まれの翻訳家。翻訳書にベストセラーとなったポール・ケネディ『大国の興亡』、サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』などノンフィクションを中心に多数の翻訳書を持つ。編集者として零細出版社を渡り歩きながら、編集者としてのキャリアを積んでいた著者がどのようにして翻訳という職業に落ち着いたのか。そのいきさつと著者の心境がつづられている。「なぜ会社をやめるのか」、「なぜ翻訳なのか」、「翻訳者の条件」、「職業としての翻訳」の4つの章で構成され、著者の職業人生論も語られている。また著者主催の私塾に通う翻訳家志望者たちの事例を取り上げながら、出版翻訳を志す翻訳家志望者たちの苦悩と挫折を伝え、フリーでやっていくことの現実をありのまま伝えている。(館長)

■選書 3

『翻訳という仕事』小鷹信光(著) 翻訳という仕事
小鷹 信光(著)

価格(税込):¥777
文庫 - 240 p (2001/08/01)
筑摩書房 ; ISBN: 4480036571

 著者は『マルタの鷹』、『影なき男』などアメリカンハードボイルド小説を中心に50点以上の翻訳書にかかわる1936年生まれの翻訳家。ミステリー、ノンフィクション、ポルノグラフィーなどの翻訳だけでなくライター・翻訳学校講師の経験を持つ。学生時代からミッキー・スピレインを中心とするペイバーバックをかたっぱしから読む熱心なミステリー小説読者でもあった著者がどのようにして翻訳業界に関わるようになったのか。出版された自身の翻訳書ととも自分の翻訳経歴が綴られる。ミステリー翻訳講座の講師経験から翻訳志望者が気が付かない点を指摘し、ミステリー分野の翻訳家としてのキャリアパスを説明。「どうすれば仕事が得られるのか」、「翻訳でいくら稼げるのか」を自身が翻訳した53点の翻訳書とその収支から実態を明らかにし、専業で生計を立てる厳しさを語る。(館長)

■選書 4

『翻訳家で成功する!』柴田耕太郎(著) 翻訳家で成功する!
柴田 耕太郎(著)

価格(税込):¥1,890
単行本 - 261 p (2000/04/28)
工作舎 ; ISBN: 4875023278
 著者は産業翻訳会社「アイディー」を経営する経営者であり、翻訳者でもある人。インターネットによる翻訳者選定を行う「トランネット」を発案したことでも知られている。本書は出版翻訳(文芸翻訳)を中心に産業翻訳、映像翻訳における翻訳ビジネスの現状を鋭く分析している書である。出版翻訳分野における翻訳者のビジネス環境、出版社の求人動向などについて、アンケート調査や取材活動を通して出版社の戦略、編集者のホンネを明らかにしている。第3章「翻訳者になるためにはどこで学ぶか?」では、翻訳学校がいつどのようにして生まれたのか、翻訳学校にいくことのメリット・デメリットは何なのかが書かがれている。著者が運営する「トランネット」の宣伝が一部あるが、25年以上にわたる豊富な翻訳ビジネス経験がレポートされている。(館長)

■選書 5

『翻訳者の仕事部屋』深町眞理子(著) 翻訳者の仕事部屋
深町 眞理子(著)

価格(税込):¥882
文庫 - 363 p (2001/12/10)
筑摩書房 ; ISBN: 4480036938

 著者は1931年生まれの翻訳家。高校卒業後、アメリカ人が経営する洋書輸入会社に入社。11年間にわたる会社勤めにピリオドを打って退社。1964年よりフリーランスの文芸翻訳者として、40年間にわたり文芸翻訳の道を歩みつづけている。ミステリーやSFものを中心に200冊以上の作品に関わっており代表的な翻訳書にコナン・ドイル『シャーロック・ホームズの事件簿』、スティーブン・キング『シャイニング』、アンネ・フランク『アンネの日記』などがある。本書は雑誌や新聞に連載されていた著者のエッセイを一冊にまとめたもので、「訳者は役者」など著者の翻訳に対する姿勢や考え、世に送り出していった翻訳書に対する思いが語られている。(館長)

■選書 6

『字幕の中に人生』戸田奈津子(著) 字幕の中に人生
戸田 奈津子(著)

価格(税込):¥977
単行本 - 237 p (1997/05/25)
白水社 ; ISBN: 4560073368

 著者は字幕翻訳者として知られる翻訳家。大学卒業後、第一生命に入社し1年半で退社。通信社や出版社の翻訳アルバイトで生計を立てながら字幕翻訳の道を志し実現させた人。戦後活躍した字幕翻訳者の清水俊二氏にどうアプローチし、小さな仕事をもらっていったのか。その小さな仕事からどのようにして字幕翻訳の仕事へと発展していったのかが語られている。字幕翻訳者を積極的に育成する気のない映画業界と配給会社。字幕翻訳を学ぶための教材やスクールなどなく、コネもない。そんな中で人との出会いを大切にし、夢をあきらめず、20年間ものあいだねばりつづけ「プロ」となった著者の生き方から学ぶものは多い。(館長)

■選書 7

『英語と英国と英国人』吉田健一(著) 英語と英国と英国人
吉田 健一(著)

価格(税込):¥1,260
単行本 - 331 p (1992/05/10)
講談社 ; ISBN: 4061961772
 著者は1977年に死去した翻訳家で、評論家、小説家でもあった人。代表的な著書に『英国の文学』、『ヨオロッパの世紀末』があり、翻訳作品には名訳と評価されるデフォーの『ロビンソン漂流記』、アン・モロウ・リンドバーグの『海からの贈物』がある。本書は、言語学や英語学などといった研究対象としての英語ではなく、生きた言葉としての英語とは何なのかを指摘したもの。生きた言葉で書かれた英国の文学、生きた言葉によってつくられた英国の文化、生きた言葉を話す英国人にはどんな特徴があるのかを書き残している。英国の鉄道、公園、酒場にはじまり、ウィスキー、紅茶、菓子、料理など、英国人がつくりあげてきた建物、制度、習慣、文化の中心にはどのような思想が埋もれているのか、英国特有の気候や風土が英国人にどのような影響を与えきたのかを綴っている。(館長)

■選書 8

『哲学のしずく』池田香代子(著) 哲学のしずく
池田 香代子(著)

価格(税込):¥1,470
単行本 - 181 p (1997/09/16)
河出書房新社 ; ISBN: 4309241956
 著者は1948年生まれの翻訳家。ドイツ文学、SF小説、絵本、童話、伝記などの分野で100冊以上の翻訳書があり、代表的な作品にヨースタイン・ゴルデルの『ソフィーの世界』、C・ダグラス・ラミスの『世界がもし100人の村だったら』などがある。本書は『ソフィーの世界』の翻訳をとうして、学んだこと、思い出したこと、直面したこと、疑問に感じたことなどを書きおこしたものである。オウム事件、阪神淡路大震災、日本の学校教育、ことばの由来などについて「哲学」とからめて問題提起していく。6千通も届いた読者カードにどう対応し、読者からの「声」をどう読んだのか。翻訳書に対するアカデミズムからの批判に何を感じとったのかを綴っている。映画『ベルン・天使の詩』の字幕翻訳や『パブロ・カザルス』などの過去の翻訳作品から何を学び、どう『ソフィーの世界』につながっていったのかも明らかしている。(館長)

■選書 9

『気になる部分』岸本佐知子(著) 気になる部分
岸本 佐知子(著)

価格(税込):¥1,575
単行本 - 199 p (2000/09/10)
白水社 ; ISBN: 4560049335
 著者はニコルソン・ベイカー『中二階 』、ジャネット・ウィンターソン 『さくらんぼの性は』など英米文学を中心に30点ちかくの翻訳作品をもつ1960年生まれの翻訳家。本書は『翻訳の世界』、『ふらんす』などの雑誌に連載された著者の記事を一冊にまとめたものになっている。いじめられっ子の幼稚園時代からはじまり、軽い妄想癖があらわてくる小中学校時代、大手の洋酒メーカーに入社してから退社するまでの道のりが語られている。第4章の「翻訳家の生活と意見」では、愛用する辞書のこと、作家ニコルソン・ベイカーとの出会い、『もしもし』の翻訳で苦悩した訳語などの話しが出てくる。面白いのは、「翻訳家に向かない趣味」や「私の健康法」など私生活面も具体的に書いているところ。(館長)

■選書10

『やっとひとり』小沢瑞穂(著) やっとひとり
小沢 瑞穂(著)

価格(税込):¥1,835
晶文社 ; ISBN: 4794962517
 著者はリチャード・カールソン 『小さいことにくよくよするな』、エィミ ・タン『ジョイ・ラック・クラブ』、ジュディス・クランツ『恋する宝石』など100点ちかくの翻訳作品をもつ翻訳家。本書は、ひとりの女として心身ともに一人立ちすることになった著者の心境を綴ったエッセイ集。経済的に自立していたとはいえ、母と娘に精神的に頼ってきた自分の生き様を振り返り、ひとりの女として生きてゆくことの厳しさと気楽さ、自由さと不自由さを綴っている。第2章の「日本語をさがして」では、『嫌いなものは嫌い』、『キッチン・ゴット・ワイフ』などの翻訳を通じて出会った原著者との対面、個性のあふれる原書の翻訳から学んだ仕事の教訓などが語られている。(館長)

■選書11

『「翻訳」してみたいあなたに』徳岡孝夫(著) 「翻訳」してみたいあなたに
徳岡 孝夫(著)

価格(税込):¥1,050
単行本 - 253 p (2002/01/01)
清流出版 ; ISBN: 4860290046

 著者は1930年生まれの元新聞記者でジャーナリストから翻訳家となった人。アルビン・トフラー『第三の波』、ドナルド・キーン『日本文学史』、等ノンフィクションを中心に20冊以上の翻訳書を持つ。本書は絶版になった『翻訳者への道』を若い女性の翻訳家志望者向けに編集・加筆したものとなっているが、円熟期を迎えた老人翻訳家が「翻訳」という仕事の本当の重要性を説き、次の時代を担う若い世代の翻訳家志望者に自身の体得した奥義を隠すことなく伝授しようとしている。第21章〜22章で出版翻訳を「恋愛」、「結婚」に例えながら翻訳権、翻訳エージェンシー、出版社の関係を解説。1989年に「翻訳権料百万ドル」の新記録を樹立したタトル・モリ・エージェンシーの故森武志氏がどのような役割を果たしていたのか。『スーカレット』をめぐって動いた巨大翻訳権ビジネスの実態を明かす。(館長)

■選書12

『翻訳はいかにすべきか』柳瀬尚紀(著) 翻訳はいかにすべきか
柳瀬 尚紀(著)

価格(税込):¥693
新書 - 214 p (2000/01/01)
岩波書店 ; ISBN: 4004306523

 著者は1943年生まれの英文学者であり翻訳家でもある人。翻訳書にジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』、ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』など多数の文学作品を持つ。英文学者の視点から二葉亭四迷、森鴎外など先達の優れた翻訳作品を手掛かりに「翻訳という行為」は何なのかを問う一冊。第3章「翻訳の姿勢」では堀口大學、澁澤龍彦、吉田健一の翻訳に対する姿勢がそれぞれ『堀口大學全集』、『澁澤龍彦翻訳全集』、『吉田健一書作集』から紹介されている。『吉田健一書作集』からの引用文では、吉田健一が翻訳業を始めた昭和22年(1947年)頃の出版業界についての記述があり、駆け出し翻訳者としての吉田の回想と後悔の念が紹介されている。(館長)

■選書13

『私の翻訳談義』鈴木主税(著) 私の翻訳談義
鈴木 主税(著)

価格(税込):¥1,631
単行本 - 219 p (1995/12/15)
河出書房新社 ; ISBN: 4309010318
 著者は1934年生まれの翻訳家。翻訳書にジョセフ・E・スティグリッツ 『人間が幸福になる経済とは何か』、サミュエル・P・ハンチントン『文明の衝突』などノンフィクションを中心に多数の翻訳書を持つ。本書は著者と出版編集者、若手翻訳家、経済学者、読書家が対談形式で出版翻訳について語り合ったものである。対談者のそれぞれの立場から出版翻訳の現状をどうみるか、どうすればよりよい翻訳書を生み出すことができるか、翻訳の仕事はどんな人がやるべきなのかなど議論している.。議論によって版権エージェントに依存する出版社の実体、何年も出版されずに放置された翻訳書、翻訳者の生活など気にかけない編集者、翻訳を軽視する大学教授などの話が出てくる。厳しい出版翻訳の現状を認めつつも、よりよい翻訳書を一冊でも多く世に出したいという著者の気持ちが伝わってくる内容だ。(館長)

■選書14

『翻訳文学ブックカフェ』新元良一(著) 翻訳文学ブックカフェ
新元 良一(著)

価格(税込):¥2,100
単行本 - 269 p (2004/09/10)
本の雑誌社 ; ISBN: 4860110366
 著者は1959年生まれの文芸評論家で、新聞や雑誌に海外文学の連載コラムや書評を書いている人。本書はジュンク堂池袋店で12日間かけて行なわれた著者と11名の翻訳家とのあいだの公開トーク・セッションがもとになっている。11名の翻訳家のなかには正真正銘の「名翻訳家」と呼ばれる小川高義、岸本佐知子、土屋政雄が登場している。各翻訳家の代表的な翻訳作品を中心に、その作品との出会い、出版編集者や原著者とのやりとりなどが語られていく。訳語や文体をどうつくっていったのか、日本語と英語の二カ国語間で感じている言葉の違いとはどんなところで、どう日本語につくりかえたのかが述べられている。「古典」の新訳版についての意見や、これからやってみたい作家や作品名などもさりげなく聞いている。(館長)

■選書15

『翻訳のココロ』鴻巣友季子(著) 翻訳のココロ
鴻巣 友季子(著)

価格(税込):¥1,365
単行本 - 195 p (2003/08/20)
ポプラ社 ; ISBN: 4591077551
 著者はエミリー・ブロンテ『嵐が丘』、トマス・H・クック『緋色の記憶』など英米文学を中心に50点ちかくの翻訳書にかかわる1963年生まれの翻訳家。英米文学のほかに神経科学、旅行記などの翻訳書をもつ。下積み時代には雑誌ライター、インタビュアーを兼業していた。著者は音楽家やワイン職人が仕事に傾ける情熱と翻訳家が翻訳に傾ける情熱にはどこか似ているところがあるという。「翻訳すること」の本質とは何なのか、棒高跳び、マラソン、パスタの料理法などの「たとえ話」をうまく使って説明している。「嵐が丘コラム」は新訳『嵐が丘』に取り組んだ日々を綴った翻訳日記になっており、小説の舞台となった北イングランドでの翻訳調査、そこから得られた着想などを明かしている。東京大学助教授の柴田元幸との翻訳対談もついており、「ことばのグレイゾーン」、「読者の存在」などを取上げている。(館長)

■選書16

『翻訳夜話』村上春樹 柴田元幸 翻訳夜話
村上 春樹 柴田 元幸(著)

価格(税込):¥777
新書 - 245 p (2000/10/20)
文芸春秋 ; ISBN: 4166601296
 著者の村上春樹は小説家で訳書に『レイモンド・カーヴァー全集』、ジョン・アーヴィング『熊を放つ』などがある。共著の柴田元幸は東京大学助教授で訳書にポールオースタ『亡霊たち』、スティーヴ・エリクソン『黒い時計の旅』などがある。本書は村上春樹と柴田元幸を講師として行われた3つのフォーラムがもとになっている。フォーラムTは柴田元幸が受け持っている東京大学教養学部での翻訳ワークショップ。フォーラムUは翻訳学校で行われた2人のダブル講演会。フォーラムVが若手出版翻訳者6人とのものである。村上春樹と柴田元幸との対談が多くを占めているが、そこに学生や若手翻訳者の素朴な疑問や質問を取り入れ、それに両氏が答えることで村上流の翻訳と柴田流の翻訳の違いを明らかにしている。(館長)

■選書17

『絶対できる!』川西茂(著) 絶対できる!
川西 茂(著)

価格(税込):¥1,000
グラフ社 ; ISBN: 4766208005
 著者はコヴィ・リーダーシップセンター・ジャパンの社長、フランクリン・コヴィー・ジャパンの副社長を務めた人で、『7つの習慣』を翻訳した翻訳者。本書は『7つの習慣』の主要ポイントに著者の脱サラ経験とセミナー参加者の事例を織り交ぜたもの。16年間のサラリーマン生活にピリオドを打って渡米した著者の経験、セミナー参加者がセミナーに参加して得たもの、イメージをイメージに終わらせないためにやっておくべきことなどが書かれている。『7つの習慣』を実際に実践してみた人たちの体験記とも読めるし、『7つの習慣』に書けなかった「訳者あとがき」とも読める。どちらにせよ、『7つの習慣』と合わせて読むべきものである。(館長)

■選書18

『翻訳は文化である』藤岡啓介(著) 翻訳は文化である
藤岡 啓介(著)

価格(税込):¥819
新書 - 244 p (2000/08/01)
丸善 ; ISBN: 4621053264
 著者は電子辞書『科学技術25万語大辞典』を開発した翻訳編集者で著書に『工業技術英和辞典』、翻訳書に『ロシア1917』、『ライカの70年』などがある。また、月刊誌『工業英語』の編集者で、各種の技術辞典に携わっていた。本書は翻訳編集者として翻訳に関わってきた著者が「文化としての翻訳」とは何かを追求していく。そのなかで近代日本における翻訳業の発生〜翻訳会社誕生のいきさつを知ることができ、電子辞書を開発者した著者ならではの機械翻訳論も収められている。機械翻訳が持っている翻訳能力の貧弱さを認めつつも、その将来性を的確に見抜き「機械と人間の共生」により翻訳者のあるべき姿を説いているところがおもしろい。(館長)

■選書19

『世界の翻訳家たち』辻由美(著) 世界の翻訳家たち
辻 由美(著)

価格(税込):¥2,940
単行本 - 285p (1995/09/30)
新評論 ; ISBN: 4794802706

 著者は東京教育大学大学院で理科修士号を取得後、生物物理学を学ぶためフランスのパリに留学。現地でフランス語を学ぶうちに翻訳の面白さに魅せられ研究者から翻訳家・作家に転身した人。著書に『翻訳史のプロムナード』主な訳書にD・シモネ『エコロジー』、P・ダルモン『性的不能者裁判』などがある。本書は南フランスのアルル市で毎年開催されている出版翻訳会議に参加する翻訳家たちを中心にインタビューしたもの。主にヨーロッパで活動している30人の出版翻訳家たちが登場する。彼らがどのようにして出版翻訳家となったのか、その生い立ちから始まり翻訳論やこだわりが語られている。個性的な翻訳家たちばかりなので彼らが主張する翻訳論もいろいろ。またベルギー、オランダ、エストニアなど日本ではあまり知られていない海外出版翻訳事情なども語られている。(館長)

■選書20

『実務翻訳を仕事にする』井口耕二(著) 実務翻訳を仕事にする
井口 耕二(著)

価格(税込):¥735
単行本 - 222 p (2001/03/23)
宝島社 ; ISBN: 4796621415
 著者は大手石油会社に務めながら翻訳会社の登録翻訳者として副業翻訳をはじめた人。現在は「エネルギー」と「環境」を専門とする専業翻訳者として脱サラし、自ら翻訳会社を設立し経営している。本書は翻訳会社の登録翻訳者から副業翻訳をはじめ小規模翻訳会社として独立開業を目指す人を対象にしている副業翻訳入門書。会社勤めをしながら副業で翻訳をスタートさせた著者が会社に勤めながらどうやって副業翻訳を行なっていたのかその手法を明らかにし、成功する脱サラの条件を提示している。仕事の取り方、翻訳ツールの使い方、時間のつくり方、翻訳業にかかる税金対策など副業翻訳者から専業翻訳者・翻訳会社社長になった著者の具体的かつ実践的なノウハウが書かれている。(館長)

■選書21

『翻訳史のプロムナード』辻由美(著) 翻訳史のプロムナード
辻 由美(著)

価格(税込):¥2,730
単行本 - 275p (1993/05/20)
みすず書房 ; ISBN: 4622045621

 著者は東京教育大学大学院で理科修士号を取得後、生物物理学を学ぶためフランスに留学。現地でフランス語を学ぶうちに翻訳の面白さに魅せられ研究者から翻訳家・作家に転身した人。著書に『世界の翻訳家』、訳書にD・シモネ『エコロジー』、P・ダルモン『性的不能者裁判』などがある。本書はフランスの翻訳文化とその担い手となった翻訳家らを中心にまとめられた西洋翻訳文化史。フランス翻訳文化がどこから発生し、どのようにして発展してきたのかその知られざる地下水脈を調べ上げている。古代イスラム帝国の大翻訳家フナイン・イブン・イスハーク、フランス・ルネサンス期に火刑に処されたエティエンヌ・ドレ、第二次大戦中に強制収容所で死亡したドニーズ・クレルーアンらの翻訳活動を調べ、彼らが生きた時代の翻訳文化とその変遷を描いている。(館長)

■選書22

『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』村上春樹 柴田元幸(著) 翻訳夜話2 サリンジャー戦記
村上 春樹 柴田 元幸(著)

価格(税込):¥777
新書 - 247 p (2003/07/20)
文芸春秋 ; ISBN: 4166603302
 本書は野崎孝氏の翻訳で出版されたJ・D・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』の新訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を翻訳した村上氏と翻訳仲間の柴田氏、出版編集者の間で行なわれた対談録を書き起こしたもの。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の巻末に掲載するはずだった村上氏の「翻訳解説」が本書に掲載されており、サリンジャー(原著者)がなぜこの小説を書いたのか、その執筆動機と時代背景を考察している。1950年代の米国社会システムの中でサリンジャーが置かれた状況を政治経済、人種差別、社会階層などの環境要因を分析し作品が生まれた背景にあるものとは何か、その主張とは何なのかを解き明かし、翻訳により発見された作品の深いテーマと魅力を語っている。(館長)

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