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ねりまに住み、ねりまで仕事をし、ねりまの緑に癒されている私でさえ、江戸時代のねりまを知る機会などなかった。知っていたのは「ねりま大根」くらいである。展示会をつうじて、ねりまには江戸時代から大切に守られてきた仏殿や御成門があることを知った。
特別展示会の帰りに、「三宝寺」という歴史ある寺にいってみた。仏殿や御成門の保存状態もよく、400年という時を感じさせない。細部に宿る匠の技にも惹かれた。仏殿や御成門には匠たちの魂が宿っていた。400年という時を経てもなお人に感動を与える匠たちの技は、まさに一流の技である。 |