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通訳翻訳ビジネスレポート No.75 2005/12/26 投稿:翻訳出版を爆破しろ
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◆━2005/12/26 第0075号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

◇◇通訳翻訳ビジネスレポート◇◇
    http://www.ithouse.net/
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◇目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<投稿記事>
 ◆「翻訳出版を爆破しろ」平岩大樹(通訳翻訳館)

<推薦書紹介>
 ◆『道をひらく』松下幸之助(著)
 ◆『黄沙が舞う日』寺田ふさ子(著)
 ◆『海からの贈物』アン・モロウ・リンドバーグ(著) 吉田健一(訳)
 ◆『自助論』サミュエル・スマイルズ(著) 竹内均(訳)

<館長室だより>
 ◆「太陽と爆発と芸術」平岩大樹(通訳翻訳館)

<投稿募集>
 ◆「あなたからの投稿を掲載します」


<= 投稿記事 =>―――――――――――――――――――――――――――――――

■■………………………………………………………………………………………………
■◇「翻訳出版を爆破しろ」
■■………………………………………………………………………………………………

 遠慮はいらない。翻訳出版を爆破すればいい。敗戦から60年、いや明治維新から
130年、この国を支配してきた「死にかけの権威」を爆破するんだ。クズまみれに
なった「文明の扉」を開けろなんてことをいってんじゃない、ダイナマイトをしかけ
て粉々にふき飛ばすんだ。

 迷っている場合じゃない、要は「つくられた権威」になる勇気と度胸が「あんた」
にあるかどうかなんだ。穴蔵にこもってシコシコやっていれば、安心安全というわけ
にはいかないんだ。全身全霊、己の生命をかけて「つくられた権威」をつかみとり、
文明を飛躍に導かなければならない。

 役割を終える「死にかけの権威」のように30年も50年も、仮面をかぶってふん
ぞりかえっているだけで安泰というわけにはいかない。一日一日、いや瞬間瞬間に全
方位から挑戦状をたたきつけられる。情熱に火をつけて穴蔵を照らしているだけでは
足りないんだ。無尽蔵の情熱を自らの中から引き出し、情熱を爆発させ、未来の闇を
照らすんだ。

 聞こえないのか、先人たちの声が。もし、聞こえているなら先人たちの声に耳を傾
けるべきだ。地獄の底からか、それともあの世からかわからないが、その声が情熱を
爆発させる点火プラグになる。

 ダイナマイトがどこにあるかだとか、「文明の扉」がどこにあるかだとかいって探
す必要なんかない。そう、「あんた」の心のなかにある。よくみてみればいい。なん
だったら、ダイナマイトのかわりに、ミサイルでも、レーザーでも、もっと強力な言
葉を使えばいい。

 「一人じゃ何もできない」だって。そんな「できない理由」を聞いているんじゃな
い。「一人じゃ何もできない」なんていって群れている人間がいくら集まったところ
で、何ができるっていうんだ。「一人じゃ何もできない」なんていっているヤツがい
くら集まったところで、何も生まれないんだ。

 情熱を爆発させ、爆発エネルギーを光エネルギーにかえて未来の闇を照らすんだ。
ペンライトで足元を照らせなんてことをいってんじゃない、文明が営々とつくりあげ
てきたものに挑むんだ。文明が営々とつくりあげてきたものから、新しい価値を引き
出し、新たな文明社会を創造するんだ。

 どっかのエライだれかじゃない、才能があるあるなんて持ち上げられているだれか
さんでもない。そう、それは「あんた」の役割なんだ。役割を終える「死にかけの権
威」のかわって、「あんた」が「つくられた権威」になるかどうか、それが問われて
いるんだ。

 たなぼた式で「つくられた権威」になれるわけじゃないんだ。「死にかけの権威」
と対決しなければならない。「死にかけの権威」を打ち破ってこそ、「あんた」が「
つくられた権威」になれるんだ。突破段階でスタミナ切れになっていてどうする。い
ま、この瞬間にも歴史はつくられているんだ。

(平岩大樹=通訳翻訳館)

 ◇平岩大樹
  1998年10月、「通訳翻訳館」の前身となった求人求職サイト「個人翻訳通
  訳館」を立ち上げる。2000年に同サイトを「通訳翻訳館」に名称変更すると
  ともに「通訳」と「翻訳」に特化した求人求職サイトを始める。2000年から
  通訳翻訳館の館長。http://www.ithouse.net/


[この記事は通訳翻訳館ウェブサイトにも掲載されています]

 ◇掲載記事
  http://www.ithouse.net/japanese/column/doc/20051226.htm

 ◇いままでの記事一覧
  http://www.ithouse.net/japanese/column/box.htm

 ◇記事を投稿する
  http://www.ithouse.net/japanese/column/send.htm


<= 推薦書紹介 =>――――――――――――――――――――――――――――――

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■◇『道をひらく』
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【著者】松下 幸之助
【出版社】PHP研究所
【発刊年月】1968年05月01日
【本体価格】914円 (税込)
【ページ数】271p
【ISBN】4569534074
【購入】http://www.ithouse.net/japanese/ac/bk_4569534074.htm

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時代はかわった。人の考えも変わった。しかし信念に生きることの尊さには、すこし
も変わりはない。いや今日ほど、事をなす上において信念を持つことの尊さが痛感さ
れるときはない。為政者に信念がなければ国はつぶれる。経営者に信念がなければ事
業はつぶれる。そして店主に信念がなければ店はつぶれる。誇りを失い、フラフラし
ているときではない。
                           本文253pより抜粋
──────────────────────────────────────

 本書は松下幸之助が書き残した人生哲学書の中の一冊。経営者として、社会人とし
て、日本人として、人として、各人のよりより「道」を見つけ、歩んでゆくためには
どうすればよいのか。幸之助は身近な例や先人の歩みを紹介しながら、そのヒントを
提示していく。

 まずは「志」を立てよと幸之助はいう。本気になって、真剣な思いで、人生のすべ
てかけるほどの勢いで「志」を立てよと。どのような困難、苦難が起ころうとも、世
間から無視され、相手にされなくても、うろたえず、あわてるでないと。

 何事もすぐに成長したり、上達したり、うまくいくことなどない。ムリをせず、静
かに時の来るのを待ち、力をたくわえていえばいい。自分の適性というものを見極め
、力のかぎりその本領を生かすことを心がければ、自他ともの幸福が生み出されてく
るはずだと書き残している。

 ◇そのほかのオススメ選書をみる
   http://www.ithouse.net/japanese/bookshop.htm


■■………………………………………………………………………………………………
■◇『黄沙が舞う日―満州残留婦人、異国の五十年』
■■………………………………………………………………………………………………

【著者】寺田 ふさ子
【出版社】河出書房新社
【発刊年月】2002年03月30日
【本体価格】1680円 (税込)
【ページ数】201p
【ISBN】4309014577
【購入】http://www.ithouse.net/japanese/ac/bk_4309014577.htm

──────────────────────────────────────
自分は中国人に助けられたのだと気づいた。やさしそうな女の人に支えられ、志乃は
コーリャンのおかゆをすすった。食べ物を口に入れるのは何日ぶりだろう。涙がぽろ
ぽろこぼれた。温かいコーリャンのおかゆは、餓えた胃袋にとけこんでいった。人の
情けが、まして中国人であれば、せつなく身にしみた。
                           本文37pより抜粋
──────────────────────────────────────

 本書は日中戦争から太平洋戦争に突入していく時期に満州開拓民として中国に渡っ
た日本人女性の半生を綴ったものである。日本政府の戦時経済体制のもと、食糧増産
の国策として進められた満州の開拓事情も知ることができる。

 開拓地での苦労に耐えながらも、開拓地で過した短い結婚生活と勤労奉仕の日々。
日本を信じ、愛国心にもえて開拓に打ち込むが、戦争によって無惨に引き裂かれた家
族。日本敗戦による混乱と憎悪の中、自決していった仲間の開拓民たち。

 瀕死の状態で助けられ、生き残ったものの忘れられた自分。言葉や文化の違いを乗
り越え、僻村の極貧生活に耐えた30年。人間同士のふれあいと愛情を育みながら夢
みた日本への帰国。忘れてはならない「戦争」の真実が綴られている。

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   http://www.ithouse.net/japanese/bookshop.htm


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■◇『海からの贈物』
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【翻訳家】吉田 健一
【原著者】アン・モロウ・リンドバーグ
【出版社】新潮社
【発刊年月】1967年07月20日
【本体価格】420円 (税込)
【ページ数】131p
【ISBN】4102046011
【購入】http://www.ithouse.net/japanese/ac/bk_4102046011.htm

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我々が一人でいる時というのは、我々の一生のうちで極めて重要な役割を果すものな
のである。或る種の力は、我々が一人でいる時だけにしか湧いて来ないものであって
、芸術家は創造するために、文筆家は考えを練るために、音楽家は作曲するために、
そして聖者は祈るために一人にならなければならない。
                           本文49pより抜粋
──────────────────────────────────────

 著者は世界初の大西洋横断飛行に成功したチャールズ・リンドバーグの夫人で、女
性飛行家でもあった人。本書は、自分が自分であることに自足できるとはどういうい
ことなのか、自足できない環境や状況がどのように生まれているのかを探ったもので
ある。

 物質的で活動的に変わったアメリカ社会。人間的な心や精神を無視してまで求める
、若さ、行動、成功。アメリカ社会で生きていくことの不自由さ、不自然さを指摘し
ながら、アメリカの男と女にどのような精神的変化と負担を与えているのかを語って
いる。
 
 アメリカの男と女が直面する繁栄のなかでの孤独とは一体何なのか。他人の中に自
分を見出そうとするアメリカの男と女、一人になることを恐れるアメリカの男と女、
自分自身を見失い続けるアメリカの男と女の苦悩を浮き彫りにしている。

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■◇『自助論―人生の師・人生の友・人生の書』
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【翻訳家】竹内 均
【原著者】サミュエル・スマイルズ
【出版社】三笠書房
【発刊年月】2003年03月15日
【本体価格】1470円 (税込)
【ページ数】269p
【ISBN】4837956300
【購入】http://www.ithouse.net/japanese/ac/bk_4837956300.htm

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どんな分野であれ、成功に必要なのは秀でた才能ではなく決意だ。あくまで精一杯努
力しようとする意思の力だ。この意味で人間の性格の中心をなす力であり、つまると
ころ人間それ自身であるともいえよう。
                           本文95pより抜粋
──────────────────────────────────────

 本書は西欧文明史に名を残した偉人、天才たちに共通する基本的な資質とは何かを
調べあげたものである。中村正直が明治4年に翻訳出版した『西国立志論』の新訳版
で、福沢諭吉の『学問のすすめ』とならび近代日本の形成に多大な影響を与えた名作


 本書では、有名無名をとわず「一流」の人物だけに焦点をあて、偉大な業績を残す
ことができた人とそうでない人との違いを明らかにしていく。偉人、天才たちに共通
する基本的な姿勢、態度とは何であったのか。

 誠実、正直、勤勉、忍耐をとうしてつくりあげられた習慣がどのような結果を生み
出し、不誠実、不正直、傲慢、怠慢をとうしてつくりあげられた習慣がどのような結
末をもたらすのか。西欧文明史に書き残された史実を、そのまま現代日本に伝えてい
る。

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<= 館長室だより =>―――――――――――――――――――――――――――――

■■………………………………………………………………………………………………
■◇「太陽と爆発と芸術」
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 岡本太郎が「芸術は爆発だ」という言葉を残している。はじめて聞いたとき「芸術
」に「爆発」ってどういうことなのか全くわからなかった。しかも、マスメディアに
よってつくりあげられた虚像にとらわれ、岡本太郎の実像に向き合う機会すらなかっ
た。

 岡本太郎が残した芸術作品を通じて岡本太郎に出会ったとき、マスメディアがつく
りあげた虚像は崩れ去り、岡本太郎の芸術世界がみえはじめた。岡本太郎の芸術作品
にふれた人間には、その人間の心によってのみつくりだされる芸術世界があるようだ


 専門家の見方や権威ある人物の考え方ではなく、お決まりの解説やご丁寧な作品説
明でもない。ひとり一人の人間の心と岡本太郎の芸術作品との対話によって、はじめ
てみえてくる世界だ。

 他人はけっして入り込めない、いや入り込む必要もない。ひとり一人の世界は違う
。違っていていい。むしろ、違うのがあたりまえなのであって、それが人間という生
き物なのだ。そう思った。

(平岩大樹=通訳翻訳館)


[館長室だよりは通訳翻訳館ウェブサイトにも掲載されています]

 ◇館長室だより(「二つの太陽」などをデジカメで撮影しました)
  http://www.ithouse.net/japanese/tayori/20051223.htm

 ◇いままでの館長室だより一覧(館長室)
  http://www.ithouse.net/japanese/director.htm


<= 投稿募集 =>―――――――――――――――――――――――――――――――

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■◇「あなたからの投稿を掲載します」
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取り上げ多くの方々と情報共有するべく投稿原稿を幅広く取り上げております。応募
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ます。採用させていただいた原稿は通訳翻訳館ウェブサイト「投稿コラム」に掲載し
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