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■「小さなサクランボ」-2005/06/22
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 いまの時期、ぶらぶら外を歩いていると、木に枝に赤や黄色の実がなっていることに気がつく。

 春先に見事な花をつけた桜には、小さなサクランボがなっているし、ビワの木には、ビワの実がたくさんなっている。
青空とサクランボ
熟したサクランボ
 その多くは、収穫されなまま地面に落ち、車や自転車にひかれ、人に踏みつぶされてグシャグシャになる。

 まだ、木にくっついているからいいものの、もうすぐ木の枝から自然に落ちて、道路や歩道に散らばって、鼻につきささるような悪臭を放つようになる。
 ひと様の家のものだから、よけい見事な果実に見えてくる。はじめて木の実がなったとき、おそらく感動して収穫していたかもしれない。

 けれど、毎年おなじように実がつき、木が大きくなるにつれ、実への関心は薄れてゆく。
葉っぱとサクランボ
ナワシロイチゴ
 目にしみるような新緑の葉がつき、花が咲いて実がなる。毎年、おなじことがおなじように繰り返されていると思うと、感動がなくなって、無関心になる。

 一見、おなじように見えることは、けっして「おなじこと」ではなくて、おなじように見えるという思い込みによるところが大きいのではないか。そんなことを考えた。
通訳翻訳館 館長
平岩 大樹
プロフィール

 1998年10月、通訳翻訳館の前身となった求人求職マッチングサイト「個人翻訳通訳館」ウェブサイトを立ち上げる。2000年に同サイトを通訳翻訳館に名称変更し「通訳」と「翻訳」に特化した求人求職マッチングサイトを開設。現在、通訳翻訳分野における「求人と求職のミスマッチ解消」を使命とし通訳翻訳館を運営している。






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