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通訳翻訳館


■「ひろはあまな」-2005/03/21
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 牧野記念庭園の「おおかんざくら」が咲きはじめた。いわゆる「早咲き桜」といわれる桜で、漢字の学名では「大寒桜」と書く。

 なるほど、漢字だと意味するところがパッとわかる。寒さが厳しい時期に咲く桜というわけだ。
おおかんざくら
おおかんざくらの花びら
 庭園の中庭に入ってみると、ゆり科の「ひろはあまな」、きんぽうげ科の「ゆきわりいちげ」が可憐な花を咲かせている。

 それぞれ漢字の学名では「広葉甘菜」、「雪割一華」という名前がついている。
 平仮名だと、どうしても意味が浮かばない。単なる文字の羅列に見えてしまう。ところが漢字だと意味が目の前に現われる。

 広い葉に甘い菜は「広葉甘菜」という感じ
だ。「甘」いから推測して食用か、漢方薬に使われいたのかもしれないなどとも思い浮かぶ。
ひろはあまな
ゆきわりいちげ
 雪を割った一つの華は、「雪割一華」。雪を割ったように白い華を咲かせている。「華」という漢字を使っていることかもわかるように、日本的な花とはちょと違う。

 「花」ではなく、やはり「華」なのだ。一文字に込められた先人たちの豊かな表現力と想像力。それを感じる。
通訳翻訳館 館長
平岩 大樹
プロフィール

 1998年10月、通訳翻訳館の前身となった求人求職マッチングサイト「個人翻訳通訳館」ウェブサイトを立ち上げる。2000年に同サイトを通訳翻訳館に名称変更し「通訳」と「翻訳」に特化した求人求職マッチングサイトを開設。現在、通訳翻訳分野における「求人と求職のミスマッチ解消」を使命とし通訳翻訳館を運営している。






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