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ふつうにしていれば呼吸など意識しなくてもいいのに、走ったり、階段を駆け上がったりすれば息が苦しくなる。ほんの60秒だけ息を止めても大変なことになる。息を止めて、45秒を経過したあたりから意識が変わりはじめる。55秒で顔が熱くなり、頭の毛が逆立つ。60秒以上は、耐えられない。
息をとめてみれば呼吸の重要性にきずく。そう、呼吸はたいへん重要な活動だ。わかっているようで、わかっていないのが自分の体かもしれない。自分の呼吸を知るということは、自分の体を知ることにつながり、それを知ることは、自分を理解する入り口になる。 |