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「ネットゲームで進化する翻訳ソフト」-2002/02/10
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 無料から業務用まで幅広い翻訳ソフトがあるわけだが、ここ数年間「オンラインゲーム」という新たな分野で多言語翻訳ソフトの開発が精力的に進められている。インターネットの出現で世界各国の熱烈なゲームプレイヤー達がオンラインゲームを楽しんでいる。オンラインゲームソフトの爆発的な人気によって多くのオンラインゲームプレイヤーが誕生した。

 通常、オンラインゲームにはチャット機能が搭載されており、リアルタイムで参加プレイヤーと会話が楽しめる。このリアルタイムのチャット機能がゲームの楽しさを引き立てており、更なるゲームユーザを獲得したいゲームソフト開発会社も「本腰をいれて多言語翻訳機能を開発する」と鼻息が荒い。

 ゲームという新しい分野で翻訳ソフトが開発されようとしているわけだが、これはいままでと全く違う次元で翻訳ソフトが開発されようとしているといっていい。まず、開発段階で設定される利用ユーザ数の桁が違う。オンラインゲームプレイヤーがどのくらいの数はわからないが、少なくとも数百万人単位の利用ユーザを設定しているだろう。

 利用ユーザ数が多いということは、それだけその翻訳ソフトの翻訳精度が格段に速くなることを意味する。最初は「ないよりもマシ」という程度であろうが、改良スピードが速いため数年で違和感のない翻訳機能が開発されると思われる。

 世界中に自社ゲームソフトを売り込みたいゲーム開発会社の思惑に一致した「翻訳ソフトの開発」は驚くべき速さで進められ、莫大な資金が投入されると思われる。なぜなら、自社ゲームソフトの販売数が翻訳ソフト精度により大きく影響を受けるようになるとゲームソフト開発会社は予測しているからだ。

 世界中からリアルタイムで同一ゲームをプレイするというオンラインゲーム開発会社の発想がいま「翻訳ソフト」を変えようとしている。数カ国言語を瞬時に翻訳するオンライン翻訳ソフトは様々なビジネスステージに応用することが可能だ。音声認識技術の向上により「通訳翻訳ソフト」が開発されるのも夢ではないだろう。インターネットという媒体を使った新しいオンラインゲームが「翻訳ソフト」を変え、通訳翻訳ビジネスの在り方も大きく変えていくのではないだろうか?



平岩 大樹(ひらいわ たいき)

 1998年10月、「通訳翻訳館(http://www.ithouse.net/)」の前身となった求人求職マッチングサイト「個人翻訳通訳館」ウェブサイトを立ち上げる。2000年に同サイトを「通訳翻訳館」に名称変更するとともに「通訳」と「翻訳」に特化した求人求職マッチングサイトをはじめる。現在、通訳翻訳分野における「求人と求職のミスマッチ解消」を使命とし「通訳翻訳館」を運営している。


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