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通訳翻訳館


■「たんざくのねがい」-2005/07/04
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 七夕が近いということもあり、三宝寺池の入口に3本の笹竹が立っていた。

 幼稚園生か小学生かわからないが、小さな短冊には、さまざまな「願い」が書いてあったらしい。多くは、雨にぬれてしまって読めなかった。
たんざくと笹竹
たんざく
 一枚だけ、雨にぬれずに読めるものが残っていた。青の厚紙に、鉛筆でこう書いてある「とべるようになりますように」と。

 なるほど、「何を」とはどこにも書いてない。青い厚紙から連想して「空を」かもしれないとも思ったが、なんせ書いてない。
 もしかすると「跳び箱の5段をとべるように」かもしれないし、あるいはもっと違うことかもしれない。

 「とべるようになりますように」と書いてあるものの、「何を」とべるようになりたいのかは、誰も分からない。
たくさんのねがい
とんぼ
 考え方を少しかえてみると、あえて「何を」とは書かないのも、一つの考え方だと思える。

 何でもかんでも、具体的で、事細かく言葉にしてしまうことが「いい」とはいえない。「とべるようになりますように」、こりゃすごい願い事だ。
通訳翻訳館 館長
平岩 大樹
プロフィール

 1998年10月、通訳翻訳館の前身となった求人求職マッチングサイト「個人翻訳通訳館」ウェブサイトを立ち上げる。2000年に同サイトを通訳翻訳館に名称変更し「通訳」と「翻訳」に特化した求人求職マッチングサイトを開設。現在、通訳翻訳分野における「求人と求職のミスマッチ解消」を使命とし通訳翻訳館を運営している。






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