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通訳翻訳ビジネスレポート No.10 2003/03/29 投稿:動きだした中国語と韓国語
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◆━2003/03/29 第0010号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

◇◇通訳翻訳ビジネスレポート◇◇
    http://www.ithouse.net/
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


◇目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<投稿記事>
 ◆「動きだした中国語と韓国語」

<書籍紹介>
 ◆『同時通訳者 鳥飼玖美子』大橋 由香子(著)
 ◆『考える技術・書く技術』板坂 元(著)
 ◆『デパ地下仕掛人』加園 幸男 剣持 佳苗(著)

<編集後記>
 ◆「平和の尊さ」

<投稿原稿募集要項>
 ◆「あなたの考えを投稿してみませんか」


<= 投稿記事 =>―――――――――――――――――――――――――――――――

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■◇「動きだした中国語と韓国語」
■■………………………………………………………………………………………………

 先日、「中国語、韓国語の翻訳者が欲しい」と大手の翻訳会社から連絡が入った。
しかも「産業翻訳レベルの翻訳ができる中国語、韓国語の翻訳者が欲しい」という。
留学生や学生レベルの翻訳ではなく「商品としてクライアントが納得するレベル」の
翻訳者が欲しいと。

 一方、中国語の通訳翻訳サービスを扱っている個人事務所から広告掲載をしたいと
いう話があった。個人事務所の代表に聞くと「最近、取引先から中国語の通訳翻訳依
頼が増えているので、この機会に法人化して儲けたいという」。話し込んでいるうち
に取引相手を何気なく聞いてみると、世界的に知られている東証一部上場の大企業だ
という。

 十年以上も前になろうか「英語の次は中国語だ」などとしきりに言われていた頃が
あった。当時、学生だったわたしも教師から「これからは中国語の時代だ」と聞いた
。教師は学生達に「第二外国語は中国語がオススメ」と親切にもアドバイスしていた
のを今でもおぼえている。

 当時の経済情勢を考えてみると、世論は「中国語の時代」になるかもしれないと考
える理由があった。アメリカは湾岸戦争に勝ったもののアメリカ国内経済はガタガタ
、イギリスもメージャー政権のもと経済は停滞。唯一、改革・開放政策のもと経済成
長を遂げいてた中国の破竹の勢いにマスコミ各社や一部のインテリ層が「英語の次は
中国語だ」と叫んだのも理解できる。

 あのままアメリカ・イギリスの経済停滞が続き「没落」していたなら日本における
英語万能主義は衰え、「中国語の時代」が到来していたかもしれない。しかしながら
アメリカをはじめとする英語経済圏は金融工学と情報通信技術という「うまい」金儲
けの仕組みを活用して経済を劇的に回復させた。しかも金融工学と情報通信技術は日
本における新たな通訳翻訳需要を生み出すことに貢献した。

(平岩 大樹=通訳翻訳館)


[この記事の続きは通訳翻訳館サイトに掲載されています]

 ◇掲載記事
  http://www.ithouse.net/japanese/column/doc/20030329.htm

 ◇いままでの記事一覧
  http://www.ithouse.net/japanese/column/box.htm


<= 書籍紹介 =>―――――――――――――――――――――――――――――――

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■◇『同時通訳者 鳥飼玖美子』
■■………………………………………………………………………………………………

【著者】大橋 由香子
【出版社】 理論社
【発刊年月】2002年12月01日
【本体価格】1,500円 (税抜き)
【ページ数】206p
【ISBN】4652049455
【購入】http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4652049455/ithouse-22

──────────────────────────────────────
これまでにやってきたことで、むだだったことは何もありませんね。回り道をしても
、いつかは夢に近づけるんです。チャンスだと思ったら、多少は自信がなくても、冒
険して挑戦するのが大事。やってみてダメだったら、またやり直せばいい。
                            本文198pより抜粋
──────────────────────────────────────

 著者は「日本読書新聞」、「翻訳の世界」の編集部に属していたことのあるフリー
ランスの編集者・ライター。著書に『キャリア出産という選択』や『ニンプ・サンプ
ハハハの日々』などがある。

 本書は同時通訳者である鳥飼氏の生い立ち、通訳者になるまでの道のり、通訳者に
なってからの活躍、通訳者から教育者となった現在にいたるまでを紹介しているもの
である。鳥飼氏が執筆した著書からの引用と直接インタビューによって同時通訳者で
あり教育者である鳥飼玖美子の生き方を伝えている。

 第6章「新しい道、新しい世界へ」では結婚、流産、出産を経て仕事に対する考え
がどのように変わっていったのか、子育てしながら仕事を続けることの限界、教育者
への転職理由など、いままで語られなかった鳥飼氏の素顔が明かされている。


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■◇『考える技術・書く技術』
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【著者】板坂 元
【出版社】講談社
【発刊年月】1973年8月31日
【本体価格】660円 (税抜き)
【ページ数】211p
【ISBN】4061157272
【購入】http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061157272/ithouse-22

──────────────────────────────────────
ものを書くときの、はじめであり最後であるものは、めいめいの心の態度であろう。
その中で、平凡なことであるが、「誠実さ」ということが、書く人に対する評価にも
なり、その仕事に対する評価にもなる。
                           本文198pより抜粋
──────────────────────────────────────

 著者はケンブリッジ大学やハーバード大学で日本文学・日本語の教鞭をとっていた
ことのある日本文学者。日本古典文学に造詣が深く『西鶴集・上』では好色一代男を
担当している。

 本書は日本語の「読み」と「書き」能力をどのようにして訓練すればよいのか、著
者が行ってきたトレーニング手法を綴ったものだ。ものを書く前の準備にはじまり情
報収集・整理ノウハウ、頭を活性化させるためのヒント、頭をほぐすための「ブレー
ン・ストーミング読書法」などが紹介されている。

 第3章の「精読の工夫」では反読書法、つんどくなどの「読む」技術にふれながら
どのような読書法を確立すれば見通しのきく考え方ができるか、表通りと裏通りの読
書法を解説しながらその訓練法を明らかしている。


■■………………………………………………………………………………………………
■◇『デパ地下仕掛人』
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【著者】加園幸男 剣持佳苗
【出版社】光文社
【発刊年月】2002年4月20日
【本体価格】680円 (税抜き)
【ページ数】203p
【ISBN】4334031390
【購入】http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334031390/ithouse-22

──────────────────────────────────────
百貨店の中には江戸時代の呉服屋の流れをくむ老舗が多い。こうした老舗百貨店と長
年取引のある業者との深い関係に、創業してまだ十数年(当時)のプランタン銀座は
入りこむ余地がなかった。
                             本文90pより抜粋
──────────────────────────────────────

 著者はフリーライターの剣持氏とプランタン銀座のデパ地下を動かしている「カリ
スマバイヤー」加園氏である。本書は銀座という百貨店の激戦区に後発出店したプラ
ンタン銀座のデパ地下戦略とそれを支えているキーパーソンを取材したものだ。

 デザートの流行発信基地としての不動の地位を築いたプランタン銀座のデパ地下で
繰り広げられた数々のデザート物語を振り返りながら、その裏で「カリスマバイヤー
」がどのように動き、何を考えていたのか「カリスマバイヤー」本人がその仕掛けを
語っている。

 第5章「プランタン銀座の発想」ではプランタン銀座のデパ地下から数々のヒット
商品が生まれくる理由は何なのか、プランタン銀座の会社組織、社風、宣伝チームを
分析しヒットのメカニズムを探っている。


<= 編集後記 =>―――――――――――――――――――――――――――――――

■■………………………………………………………………………………………………
■◇「平和の尊さ」
■■………………………………………………………………………………………………

  編集部のひらいわです

 先週はじまった米英によるイラク戦争のライブ中継をみていると、あらためて「平
和の尊さ」を感じます。西洋翻訳文化史のなかで古代イスラム帝国(首都バグダッド
)と信仰深いイスラム教徒が行なったギリシア文献のアラビア語翻訳の大業績はいま
でも称えられています。

 キリスト教によって葬られた大量のギリシア文献を、イスラム教徒たちは巨額の富
をつぎこんで収集しアラビア語に翻訳してくれました。アリストテレスの哲学をはじ
め、ピタゴラスの数学、ヒッポクラテスの医学、天文学、幾何学、光学、地理学はイ
スラム教徒たちの翻訳がなければ、その英知は永久に葬りさられていたともいわれて
います。

 イタリアから始まったルネサンスにより長らくアラビア語に翻訳され保存されてい
たギリシア文献がラテン語に翻訳され、それがまた現在のヨーロッパ言語に翻訳され
近代科学の礎をつくあげたことは歴史上の事実となっており、こうしてインターネッ
トや衛星放送が使えるのも古代イスラム帝国に仕えた大翻訳家の偉業があったことを
、世界は認知すべきでしょう。


<= 投稿募集 =>――――――――――――――――――――――――――――――

■■………………………………………………………………………………………………
■◇「あなたからの投稿を掲載します」
■■………………………………………………………………………………………………

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取り上げ多くの方々と情報共有するべく投稿原稿を幅広く取り上げております。応募
の資格は「通訳翻訳ビジネスレポート」の読者であればどなたでも応募いただけます


 原稿内にはご自身のホームページの表記も認めますが、表記によるトラブルについ
ての責任は一切負いかねますのでご了承ください。なお、応募原稿全てを掲載したい
ところですが編集部が掲載を判断したものに限らせていただきます。

 原稿は下記の体裁でお送りください。掲載の成否は1週間以内に必ずご連絡いたし
ます。採用させていただいた原稿は通訳翻訳館ウェブサイト「投稿コラム」に掲載し
「通訳翻訳ビジネスレポート」メールマガジンにも掲載させていただきます。なお将
来的に「投稿コラム」は出版物として出版する可能性もありますのであらかじめご了
承ください。

 応募原稿体裁―「通訳」または「翻訳」をキーワードに政治・経済・文化などにつ
いてのあなたご自身のご意見を1行全角38字詰め、総字数1000字〜2000字(見出しを
含む)にまとめ、下記アドレスへお送りください。メールアドレスのみの匿名による
応募も受け付けますが会社名、氏名、メールアドレス、ホームページURLの表記を
ご希望の方は記入ください。

 原稿の成否に関するお問い合わせ、及び成否の理由についてのお答えは一切できま
せんのでご承知おきください。お手数ですが、送信メールの件名には必ず「投稿」と
いう文言を記入してください。

 随時募集いたしております、奮ってご応募ください。 
 投稿先メールアドレス:column@ithouse.net


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